ブルゴーニュ ルージュ(クリストフ シュヴォー)
上を粗相に下を律儀に。
この言葉は茶道の言葉らしいのですが、この言葉を知ったのはブルーニュワインの知的にも経験的にも巨人のQさんのブログになります。
ワインもー、特にブルゴーニュは課金化と言いますか、投機的に扱われる事も多くなってきた昨今、こういう下のcuvée はオークションなどでもまず出ることがないので買い戻すのは殆ど不可能に近いです。よって気に入った広域ワインはしっかりと熟成させると将来とんでもない喜びを得たりできたりするものです。勿論本邦のセラー事情はたかがしれているのでなかなか下のcuvée または長期保管できないのですが、一流生産者は下だろう上だろうが全てにおいて抜かりなく品位のあるワインを作っているものです。"好きな生産者の広域の熟成品"これこそマイワインライフにおいてお金で買えない快楽の1つです。
こちらは飲ませてもらったワインですが、非常に綺麗に熟成をしていて果実と酸と樽の要素が渾然一体となり構造の大きさやボリュームはないかもしれませんが、香りを嗅いでニヤッ、味わってニヤッとしてしまうものがあります。
一級や特級も勿論素晴らしいですけどね、これでニヤついてしまうのは自分はこの位が本当は丁度良いという事なんだとつくづく思うのでした。笑