それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

Bourgogne Pinot Noir2020(Jean-Marie Fourrier)


ブルゴーニュ ピノノワール(ジャンマリーフーリエ)

会計の時に”やっちまったー”と思ったのは元々買う気などさっぱりなかったわけで、笑 それでも何でも人から(ここでは店主)薦められたものは基本断らないという主義なので買ってみました。まぁ、偶然を仕込むのは難しいものなので自分の身に起こることは全ていいことだと前向きに考えるようにします。
この作り手をリリース時すぐに飲むなんて5年以上ぶりかもしれません。だいぶ人気も落ちたしね。因みにドメーヌではなくジャンマリー名義。

赤と紫の果実、オレンジビール、黒糖、煙草の葉、スワリングするとピンクのパラに冷涼感のある風がグラス内で流れます。あけて10分はまとまらないながら徐々に香りはまとまってくる印象です。味わいも冷涼感があり暑苦しさは皆無、香りよりもずっと軽く抜けていく印象でお家芸?とも言えるタンニンの処理は健在で酸の抜け方も綺麗な為、口内では終始シルキー。そしてアルコール感を全く感じさせないのでこれはずっと飲み続けられてしまう。アル分は13%と抑え気味。 余韻もここに1番力入れましたか?というくらいクラスにしては長め。まぁ、余韻だけは作れないと聞くのでそこは酸の抜け方が綺麗な証左なのだと思います。例えばワインを何も知らない酒飲みのヤロー2人を入れて飲んだら10分で無くなるような液体と言ったらわかってもらえるでしょうか?笑

ただ価格から考えるとどうでしょう。どんなに安くても7000円は必要なんだな、うーむ。このワインを飲んだ感じではこのスタイルのワインとしては突き抜けているとは思う。だがしかしこのスタイルは溢れかえりすぎた。という感じでしょうか。
また雑に扱ったらあまり振り向いてくれないかもしれないので、少し立てておいてそっと注いでリリースしたての今飲んでしまうのがいいかもしれません。

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