それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

N-S-G Les Murgers 2016(CHAUVENET-CHOPIN)


ニュイサンジョルジュ レ ミュルジュ(ショーヴネ ショパン)

これは今を生きる埋没系どころが惜しまれながら?18年に閉鎖してしまったドメーヌになります。言葉を変えると今を生きる閉鎖系とでも言ったらいいのでしょうか。
畑もいいところをそこそこ持っており価格もこなれていて今ブルゴーニュをお勉強するにはいいドメーヌかもしれません。
このワインもこの地に求める求心力やエレガンスを伴ったしなやかな強さは感じられませんが、無理をした抽出などは感じずに熟成も相まってタンニンの落ち着いた赤い果実や花、少しの黒いニュアンス。いじり込んでいない、どちらかというと田舎臭さが残る造りが何とも言えないホッコリとした気持ちにさせてくれるブルゴーニュです。プルミエの力があるか?と言われればちょっと微妙ですが、そこはボトル差もあるかもしれません。ブルゴーニュの2019年はもしかしたら偉大なVTと後年言われるかもしれませんが18年に閉鎖してしまったのもここのドメーヌの運?もしくは実力なのかもしれません。まぁ、当方もそういう人間だからわかるのですがちょっと切ないというか"持ってない"よねぇと親近感、否、ぼやかずにはいられません。苦笑

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