それでもワインが飲みたい

土日更新の脱力定期ワイン便です

ピノノワール

Bourgogne Rouge Les Paquiers 2019(JEAN LOUIS RAILLARD)

ブルゴーニュ レ パキエ(ジャン ルイ ライヤール)テクニカル情報ドメーヌがリュー・ディ“レ・パキエ”に所有する区画は、平均樹齢51 年、栽培面積0.35ha の小さな区画。 2019 年物は9 月20 日に収穫。全房比率10%。新樽比率20%、熟成期間15 ヶ月。2021 年1 月…

Mercury le Bois Cassien 2019(Maison Chanzy)

メルキュレ ル ボワ カシアン(メゾン シャンジー)1つ思うのは歴戦の古参の飲み手の方々もブルゴーニュ、しかも普通のつくり手ですらここまで値上がりするとは思っていなかったのではないかと思います。もはや3000円台のACブルは絶滅状態で、5000円からエン…

Chassagne-Montrachet la Goujonne Vieilles Vignes2019(Hubert Lamy)

シャサーニュ モンラッシェ ラ グージョンヌ(ユベールラミー)前回の投稿でラミーで人気薄なのはシャサーニュ白と言いましたが、もっとも人気薄はこちら。 苦笑 20年も残っているところには残っておるのではないかなーという感じです。村名サントネイもビンテ…

Pommard 1er Chanlins 2013(Porcheret)

ポマール レ シャンラン(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ)香りは熟成香、干し肉、雨に濡れた様な赤い熟れた花、奥から黒系果実、ブラックスパイス。 味わいは初めは酸とミネラルしか感じられず悪しき13年の炸裂かーと思ったのですが、ヴァイオリンが鳴り出す…

Bourgogne rouge En Lutenière2019(Aurelien Verdet)

ブルゴーニュ ルージュ(オーレリアン ヴェルデ)テクニカル情報 ヴ ォ ー ヌ ロ マ ネ 村 の 国 道 を 挟 ん で 東 側 に あ る 畑「 ア ン リ ュ ト ゥ ニ エール」のピノノワールを除梗後、ステンレスタンクで醸しプレス、 20日間発酵し228Lの古樽でマロラ…

Bourgogne Pinot Noir2020(Olivier Jouan)

ブルゴーニュ ピノノワール(オリヴィエ ジュアン)某RWG誌やこの作り手を扱うワイン屋は、結構推しているのですが、いまいち火がつかないというか歴が長い人は比較的スルー気味な作り手のような気がするのですが、個人的には結構いい思い出がある作り手です。…

Bourgogne Passsetoutgrain 2018(Marquis d'Angerville)

ブルゴーニュ パストゥーグラン(マルキ ダンジェルヴィーユ) 香りは木苺、上に抜けるような酸味、鉄、後は久しぶり飲んだためかビシバシ感じるガメフレーバー。笑 味わいもさほど複雑性のない薄めな赤系果実がアタックから余韻まで流れていきます。酸はある…

CdNV 2014(Bachelet)

コートドニュイ ヴィラージュ(ドニ バシュレ)香りは還元気味からくる火打ち石、艶のある黒系果実、黒糖、赤身肉、薔薇。スワリングでトーンの高い赤果実と小梅。若い色気というより大人の深みのある落ち着いた果実感。芳香性はおとなしめ。 味わいも液体は瑞…

Savigny les Beaune V.V.2019(Domaine de Bellene)

サヴィニーレボーヌ(ベレーヌ)ラミーについて以前からブログでしっかりと言及されていてのはロマネさんでhttps://laromanee.exblog.jp/26715518/この記事などはVTの雑感含め本質をついていて言っていることがシブいなー、と個人的には唸ってしまいます。 こ…

M-S-D Trilogie 2019(Hubert Lignier)

モレサンドニ トリロジー(ユベール リニエ)やはりLamy の20年はとんでもない価格になっていて以前から買って保有していた方はおめでとうございます、という状態になりました。まぁ、例えは悪いですが売れないグラビアアイドルや歌手をずっと応援していたら何…

Bourgogne Rouge Ronceive(Arlaud)

ブルゴーニュ ルージュ ロンスヴィ(アルロー)今、愛好家が待ち構えているのは、ユベールラミーなはずで、笑 そろそろ出るのは間違い無いのですがやはり気になるのは価格面。クリオバタールが上代40万超え!!というのは噂で入ってきているものの全体像があま…

Pommard 2011(Thierry Violot-Guillemard)

ポマール(ティエリー ヴィオロ ギュイマール)最近うすらゾッとするのは同級生含め歳をとったなぁ、としみじみ思う事でしょうか。もはやスマホのカメラ機能の性能向上に比例して我が劣化具合を美しく映してしまっていて目頭が熱くなる事もしばしば。苦笑 みん…

Bourgogne Rouge Plan Gilbert2018(Hubert LIGNIER)

ブルゴーニュ プラン ジルベール(ユベールリニエ)最近感じるのはナチュール好きのナチュラルワインと一緒に合わせてブルゴーニュワインを飲むと絶対的に相性の悪い作り手というか(作り)があるなぁというのを感じています。まぁ、味わいのどこに主眼を置いて…

Bourgogne Rouge 2019(CHRISTOPHE CHEVAUX)

ブルゴーニュ ルージュ(クリストフ シュヴォー)ローズヒップ、ピンクの薔薇、カシスリキュール、熟れた柘榴、中域から高域ににかけての透明感のある赤系果実と落ち着きと艶を持った朱色の果実が綺麗に重なり合います。暫くして、タバコの葉、なめし革、黒土…

Volnay2015(R.Rossignol-Changarnier)

ヴォルネイ(レジス ロシニョール シャンガルニエ) 2022年は誰にとっても難しかった年で年初からきな臭くなり、そこからの戦時下へ。日本では元首相の…。相場や為替のボラの大きさ。物価高。その流れは引き継いでいて早く収束を祈るばかりなのですが、"あなた…

CdNV les Fourneaux cuvée Daniel Chopin2005(Maison Pascal Lachaux)

引退してからパスカルラショーを通して売られていたのもので知っている人は既知の事実ながら、今となっては?もしかしたら知る人ぞ知る的になつつあるのかもしれません。抜栓したては乾いた黒土、少しコンポートされたストロベリー、ミネラル、低音には落ち…

Bourgogne Pinot noir 2012(Bachelet)

ブルゴーニュ ピノノワール(ドニ バシュレ)これはどこで見たかー、レヴィ=ストロースの言葉だったと思うのですが、「正常な思考は常に意味されるものの欠如に悩むのに対して、いわゆる病的な思考は、ー少なくとも発現のある場合においてー意味するものの過多…

Bourgogne Rouge 2013(Douhairet Porcheret)

ブルゴーニュ ルージュ(ポルシュレ)さて、今年も終わりを迎えるにあたって皆それぞれ色々とあったと思うのですが、自身を振り返ってみると、顔面の大怪我、流行り風邪の罹患、軽い後遺症、停止中の後ろからの追突事故、その他手続き関係の苦悩などで忙殺され…

Beaune 1er Les Bressandes2019(Butterfield)

ボーヌ ブレッサンド(バターフィールド) フーリエの広域を飲んだ時にこのスタイルは溢れかえりすぎた。などと偉そうにいってしまいましたが、この作り手などスタイルは酷似しているなぁ、と思ってしまいました。 香りは少しの還元からくる煙、それが消えると…

Bourgogne Rouge Plan Gilbert2019(Hubert LIGNIER)

ブルゴーニュ ピノノワール プラン ジルベール(ユベールリニエ)良いワインは作っているとわかっているもののクラシカルなイメージを勝手に先行させてなかなか手が出せないのは当方だけでしょうか?実はこの作り手のワインは結構持っているのですが、前述の考…

Gevrey Chambertin 1er Lavaux St-Jacoques2015(GERARD SEGUIN)

ジュヴレシャンベルタン ラヴォーサンジャック(ジェラール セガン)かなり前にお店のボトルでフィサンの16を飲んで、クラシカルながら悪くないなー(かなり冷えていたからそう感じたのかも)と思ったのと、そのお店も少し特殊で入場料を払って基本原価に近い提…

Monthelie Les Duresses2014(Monthélie-Douhairet-Porcheret)

モンテリー レ デュレス ルージュ(モンテリー ドゥエレ ポルシュレ) ここも少し前に一連のバックビンテージが放出されましたがその直後後あたりに御大が鬼籍入りと言うのは何かの偶然だったのでしょうか?バックビンテージはしっかりと熟成期間という価値が…

Volnay 1er Fremiet2017(Marquis d'Angerville)

ヴォルネイ フルミエ(マルキ ダンジェルヴィーユ)ヴォルネイでは最高峰ドメーヌの一つであり、価格もしっかりと反映されてしまっているのですが、まだ売れ残ることも結構あるようで時に歳末ディスカウントなどされる時があります。ま、それでも決してお安く…

Bourgogne Rouge Les Grands Chaillots2007(Thibault Liger-Belair)

ブルゴーニュ・ルージュ グラン・シャイヨ(ティボー リジェ べレール)前回のエントリーで手に入らない物は大抵は必要の無い物ーと書きましたが、つまるところ割り切るということになるのだと思います。 そうは言っても前にしか進まない時の中、誰もが前のめ…

CHOREY LES BEAUNE 2019(Lou Dumont)

ショレイ レ ボーヌ(ルーデュモン)色合いは淡く透明感のあるバーガンディーレッド。 香りはチェリーにベリーの赤系果実、胡椒、ローズヒップ、少しの革に灰色の岩、柔らかい黒土フワリと舞う程度に。芳香性は柔らかくクラス相応。 味わいは透明感があり瑞々…

Bourgogne Pinot noir 2020(Michel Noellat)

ブルゴーニュ ピノノワール(ミシェル ノエラ)世界的に見たら安いのかもしれませんがー、セシルトランブレーの2020年ものの価格もぶっ飛んでますねー。ACブル15000円、村名VR30000円、エシェゾー160000円(良心的な店でこの価格) 。勿論楽しみたい人は楽しめば…

Nuits-Saint-Georges1997(Robert Chevillon)

ニュイサンジョルジュ(ロベール ジュヴィヨン)実際美味しくなっているかはともかくリリース当初95、96はいい年だー、と言われていたはずで97年はあまり良くない?とされリリース当初は結構スルーされて売れ残っていたと思うのですが、2000年ごろ開けてみたら…

Vougeot 1er Cru Les Petits Vougeot2017(CHAUVENET-CHOPIN)

ヴージョ プティヴージョ(ショーヴネ ショパン) 畑的にあまり飲むことがないのでいいか悪いかともかく例えてしまうならシャンボールチックなワインです。ただし陰のあるシャンボールといった風情で小粒なベリー、柘榴、朱色の果実、ほんのり煙、白い石灰系ミ…

Bourgogne Pinot Noir2020(Jean-Marie Fourrier)

ブルゴーニュ ピノノワール(ジャンマリーフーリエ)会計の時に”やっちまったー”と思ったのは元々買う気などさっぱりなかったわけで、笑 それでも何でも人から(ここでは店主)薦められたものは基本断らないという主義なので買ってみました。まぁ、偶然を仕込む…

Nuits-Saint-Georges2019(Decelle)

ニュイサンジョルジュ(ドゥセル) 開けたてはチェリー、ベリーなどの小粒な赤果実、ほんのりと梅香、ローズヒップ、白い岩のミネラル、ニュイらしい大地香がほんのりと立ち上がります。 味わいは現状、口当たり最初のファーストタッチは柔らかく、ほぼ何も感…